Mito - yell

2025/04/15 14:12


<ミトコンドリアニュース>

今回は、ミトコンドリアに関するニュースをお届けします!




がんは“遺伝子の病気”だけじゃない?

がんと聞くと、多くの人が「遺伝子の突然変異が原因」と思い浮かべるかもしれません。

もちろんそれも正しいのですが、近年では、ミトコンドリアという細胞内の小さな器官との関係も注目されています。

先日、キノシタ薬品さんのX(旧Twitter)投稿で、ミトコンドリアとがん細胞の関係に関する興味深い研究が紹介されました。


キノシタ薬品さんの投稿はこちら


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論文:オットー・ワールブルク仮説と癌のミトコンドリア代謝理論の出現

https://link.springer.com/article/10.1007/s10863-025-10059-w

 

掲載誌:Journal of Bioenergetics and Biomembranes(生体エネルギーと生体膜)

公開日:202548

執筆者:トーマス・セイフリード博士(ボストン大学教授)

 

長年、悪性腫瘍による年間の死亡者数を減らせていない主な原因は、信じられてきた遺伝子変異説に基づく「癌は遺伝病である」という独断的なイデオロギーがあるからでした。

 

癌は、遺伝子変異が原因ではなく、ミトコンドリアの損傷が原因であり、その結果として遺伝子変異が起きます。

 

そのため、「癌は代謝疾患である」という新たな理解に基づき、癌の管理と予防のためのより効果的で毒性の少ない治療方法を導き出すことに繋がります。

 

以上、セイフリード博士。

 

安保徹先生は、それ以前に同様の論文を残し、このように話しています。

 

「人は、過酷な生き方、過酷な精神状態に置かれると、病気の普遍的な現象として、エネルギーを作るミトコンドリアを削る現象が起こり、やつれる。それが発癌ですから、癌は遺伝子の失敗ではなく、悪化した内部環境に適応するための遺伝子の成功だ、ということに辿り着き学術論文を書いて、完璧に私の仕事は終わりました。」

 

論文:がん患者の内部環境と提言:発がんは不利な内部状態を克服する解糖系への適応反応である

https://scirp.org/journal/paperinformation?paperid=2271

 

>低体温、低酸素、高血糖は、解糖経路を活性化し、緊急事態から逃れるために重要ですが、そのような反応はミトコンドリア経路を長期間にわたって抑制し、発がん性をもたらす可能性があります。

 

掲載誌:Health

公開日:2010

執筆者:安保徹


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Mito-yellでは、「ミトコンドリアを元気にすることが、健康な体をつくる第一歩」という考えのもと、今後もミトコンドリアに関するニュースを発信してまいります!



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